毒親育ちのワーママライフ

毒親育ちの二児の母。復職一年目。

結果が全て

毒母には、子供の頃に何度も何度も叩かれた。

 

悪いことをしたから、ではなく、

テストの点数が悪かったからだ。

 

中学生までテストの返却時は毎回ビクビクしていた。

それで人生の全てが決まるように。

 

といっても、のび太くんのように0点やカツオくんのように赤点ではない。

 

基本、80点以下だと怒鳴られる対象。

60点代から叩かれたかな。

 

私は毎回言い訳していた。

このテスト、平均点が低かったんだよ。

そうすれば手は出されない。

点数を報告した後、平均点まで伝えるのが基本。

大体、平均点より20点以上あれば怒鳴られるだけですむ。

 

なぜ毒母があそこまで怒ったか未だに理解できない。

毒母に叩くのはやめて、と何度も懇願したがやめることはなかった。

 

あなたのために怒っているの、叩くの。と。

 

毒母は恐怖政治の長。

 

優しい祖母が宥めてくれたこともある。

はなももにそんなに怒るな、可哀想だと。

 

でも、毒母はやめなかった。

はなもものためにやっているの!おばあちゃんは黙っていて!と。

 

それは本当に私のためだったのか。

 

テスト勉強は毎回全力でやっていた。

それで悪い点を取るんだから、どうしたらいいのか、私には分からなかった。

 

毎回怒鳴られ、叩かれ、それでもテストで悪い点を取ることもある。

そりゃあ、勉強したところがうまく出題されないこともあるし、苦手な単元だってある。

 

毒母は、いつもただただ結果だけをみる。そして自分が望む点数でないと怒鳴りつける。

 

過程は一切見ない。

 

 

悲しい。

 

必要だったのは、怒鳴ることではなく対策を練ることだ。

なぜ点数が伸び悩んだのか。

勉強不足は毎回ない。

とすれば、勉強の仕方がダメなのか。苦手な単元なら重点的に繰り返し理解するべきだったし。

ヤマが外れたのなら、勉強する範囲が違っていたのだから、見直せばいい。

時には先生が検討外れな問題を出すこともある。それは運が悪かったね、と悪い飛ばすしかない。

毒母は、それらを全部ひっくるめて結果だけみて、怒鳴りつける。 

 

 

最終的に私は進学校へ進学した。

毒母は、鼻高々だった。

私が叱り続けたおかげね!と。

 

 

私は未だに結果重視だ。

仕事では常に成果を求め、成果の出せない人を軽蔑する。全力で仕事をやり切る体質にいつも評価は上々だったが、自分の首を絞めていく。

そして、とうとう首が回らなくなり、メンタルを病んでいく。

どの職場でもその繰り返し。

 

完璧主義、なのだろう。

子供の頃、テストでいい点を取らないと母親に認めてもらえなかった記憶の名残。